武田・真田、ゆかりの神社
生きるものすべてに生命力を与える『生島大神』と、満足を与える『足島大神』を祀る『生島足島(いくしまたるしま)神社』に行ってきました。
日本の真ん中に鎮座する日本総鎮守。御神体は大地で、神社庁の別表神社に名を連ねます。
同社に残る古文書
歌舞伎舞台の中には、同社所蔵の古文書(の写し)が公開されています。
無料ですが、残念ながら撮影はNG。主なラインナップの現代語訳を以下に記します。
武田信玄願文(がんもん)
謹んで生島足島神社に申し上げます。長尾景虎(上杉謙信)と戦うべきか占ったところ吉と出ました。天の教えに従い出陣します。景虎を北へ追いはらい滅ばすことが出来るようお助けください。もし勝って帰国しましたら、十年間、毎年百文を社殿補修のために奉納いたします。
どんな名将であっても、戦とは辛いことだったに違いない。そこでは、たくさんの命が無駄になる。天の教えという方便でもないと、やってられない部分があったのだと思う……
武田家臣団起請文(きしょうもん)
家臣団に武田信玄への忠誠を誓わせた文書で、83人分もあるが、以下を雛形にしている。
謹んで起請文を申し上げます。その意趣は、一、これから以後、○○と仲良く致しません。一、今後、勝手に仲間をつくったり致しません。一、武田信玄様へ対し、やましい考えを持つようなことは致しません。もし、右の誓いに偽るようなことがあれば、梵天・帝釈・四大天王・八幡大菩薩・富士浅間大菩薩・諏訪上下大明神・三嶋大明神・飯綱・戸隠大権現、甲州一二三大明神の天罰を蒙って、現世においては難病にとりつかれ、来世においては無間地獄におちることになります。以上。
裏切りモノには、阿鼻叫喚の無間地獄が待っている!
真田昌幸朱印状
どの村も、生島足島神社のためなら、柳の木を伐ってよい。
御守り買って帰った!
お読みいただき、ありがとうございました!