ちゃじるしの遊び日記

かわいい遊びのブログ

集結!『小川軒』系レーズンサンド4兄弟(違いと食べ比べレポ)

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日本生まれの傑作スイーツ、レーズンサンド。
 
ちゃじるしはここ最近、レーズンサンドの研究をがんばった。レーズンサンドの生みの親『小川軒』の真相を体当たりで調査したのだ。
 
発端は湘南で遊んだとき、大船でみつけたレーズンサンド。そこには『鎌倉小川軒』と書いてあった。小川軒と言えば、御茶ノ水だかどこだったか、とにかく東京のお店だったはずだ。なにかがおかしいと思った。
 
 
 
■検索しても残るナゾ
 
検索したらあっさりわかった。鎌倉小川軒は本店の親戚だった。本店は長男が継いでいるが、次男、三男もそれぞれ店を持ち、屋号はみな『小川軒』であるが、商品名は微妙に違う。
 
長男@代官山小川軒『レイズン・ウィッチ』
次男@巴裡 小川軒『元祖レイズン・ウィッチ』
三男@御茶ノ水小川軒 『レイズン ウイッチ』
親戚@お菓子の家 鎌倉小川軒 『レーズンウィッチ』
 
各店で味も異なるそうだ。実に興味深い。全部買って食べてみることにした。味ばっかりは、食べてみないとわかんないもんね!しかし、浮かれ気分はこのときまでであった。
 
 
 
■余計な出費に苦しむ
 
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計画に誤算があったのだ。1個から販売してるのが、最初に買った鎌倉だけだったのである。これはめちゃめちゃ痛かった。他の3店では1個売りがなく、結局10個入りを買うはめになった。やめようと思ったがどの店も微妙に遠く、行って買わないわけにもいかない。よく調べておけばよかった。食べきれる自信がないので実家や兄姉の家に配った。バターが生に近いので、どれも賞味期限が短いのだ。
 
 
 
■調査結果
 

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見た目からして違う。個別にレポートしてみたい。
 
 
 
 

代官山小川軒『レイズン・ウィッチ』レポート

 
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長男。レストランと洋菓子販売をしている創業110年の老舗。
 
まず他3店と違い、アーモンドのトッピングがない。代わりに12個の穴が空いている。直球勝負でくるだけあり、とても存在感のあるクッキーだと思った。主張控え目なレーズンはアクセント役。ミルキーなクリームとのマリアージュは、素朴ながら緻密さを感じた!
 
 

巴裡 小川軒 『元祖レイズン・ウィッチ』レポート

 
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次男。パリと読みます。新橋、目黒にお店があり、新橋はカフェ『サロン・ド・テ』を併設。
 
たまげたのはクッキーのデカさだ。おまけにアーモンドが両面についている。洋酒がたっぷり浸みこんだジューシーなレーズンが、全体のボリューム感を見事にまとめ上げている。大人の味だ!
 
 
 
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せっかくなので寄りました。カプチーノ600円、小川軒ロール300円。スポンジがきめ細かくて美味しかったです!
 
 

御茶ノ水小川軒 『レイズン ウイッチ』レポート

 
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三男。レストランと洋菓子販売のお店。『ザ・ガーデン自由が丘』にも一部店舗を除き取扱いがある。なんと『楽天』でも買える。
 
こちらは両面アーモンドで、やわらかめのクッキーによいアクセントをあたえている。代官山、巴裡と違い、クッキーの主張が控え目だと思った。しっかりしたクリーム、洋酒感あるレーズンとの三位一体が口の中に広がる!
 
 

お菓子の家 鎌倉小川軒 『レーズンウィッチ』レポート

 
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ご親戚。代官山小川軒から独立。鎌倉、戸塚、そごう横浜、大船ルミネウイング、東京駅一番街にお店あり。
 
気になるアーモンドは片面。さくさくのクッキーが印象的。サブレっぽく感じた。また、クリームはさっぱり目で、レーズンの洋酒感はほどよいくらいになっているので、全体的に上品な印象を受けた!
 
 
 
 
■すべてを終えて
 
いきなりの提案を失礼するが、ここはひとつ4店が手をとりあい、4店の味が楽しめるアソートをご販売いただきたい。年に一度とかなにかの節目にでも、限定で販売したら盛り上がるだろう。全部買うのは財布にきつかったよ。
 
で、お味であるが、これはもう、どのお店のも最高に美味いという結論以外ない。
 
ネットで調べれば、レーズンサンドの誕生はひょんなことがきっかけだったようだが、素晴らしいひらめきと、それをここまで流通させた営業力に拍手したい。
 
これからも買います!
 
 
お読みいただき、ありがとうございました!
 
※なお本文中は当該スイーツをあえてレーズンサンドと表記しました。各店で商品名が違うための措置であることを申し添えます。