知床旅行3日目。お昼からはウトロ近辺でシーカヤックをする予定なので、知床半島を横断し、根室海峡側の羅臼(ラウス)にいきました。そんなに遠くなく、半日あれば往復できます。
ウトロから30分くらいで知床峠に到着。あとは下るのみ。ウトロで25度℃はあったのに、ここは10℃は低いと思う。超寒い!
羅臼に到着。海の向こうにうっすら見えるのが北方領土の国後島です。ここからわずか2.5キロしか離れてない。面積は沖縄本島より大きい。北方領土返還の署名してきた。
とにかく美味いものが揃っているとの噂を聞きつけ、道の駅「知床・らうす」に。いきなり気になるメニューを発見。その場でネット検索してみたら、羅臼のブドウエビというのは、昨年、新種の海老であること判明し、調査次第では禁漁になるらしい。ボタンエビを凌ぐ甘さとありました。
1匹1500円の刺身。高いけど食べるしかない。めちゃめちゃ美味い!生涯忘れ得ぬ味!
黒ハモ丼。川魚のクセがなく、鰻より脂がのってるという羅臼の特産。ミニサイズで700円。美味い!
時鮭。秋より前に漁れる若い鮭=トキシラズ。羅臼では、浜の定置網にたまたまかかったもののみを食べるそうな。美味い!
そんな感じで食事をしていたら、シーカヤックの事務所の方から、やや波があるので明日に延期という連絡をいただいたので、羅臼灯台にいってみました。ここには「くじらがみえる丘」という小さい公園がありました。
調査すること30分。くじらは見つけられなかったけど、イルカを発見。観光船の周りをチェックするといいです。観光船が徐行をはじめたら、何かがいる証拠。
行きと同じ道(というか、その道しかない)で、知床峠を再度越えて、知床五湖に行くことにしました。このあたりはこういう松が多いです。ハイマツという松だそうです。
峠から見る知床連山。この写真には写ってないけど、まだ雪が残る山がたくさんありました。で、五湖を目指す途中でハプニング。前方になんかいると思って徐行したら……
ヒグマです。勘弁してください。逃げろー!
あっちも逃げた。ドキドキした!
知床五湖到着。こんな感じで万里の長城みたく高架木道があって楽ちん。
高架木道からは湖がひとつだけ見れます。一番右が羅臼岳かな。さて、昨日寄った知床自然センターが、車で15分くらいのところにあって、コーヒーが美味しかったから飲みに行くことに。到着してみると……
7月以来、基本的にはヒグマ出没のために閉鎖されている「フレペの滝の遊歩道」が、今日は開放されていた!知床自然センターの裏から続く遊歩道です。こいつはラッキー。コーヒーはあとまわし。
……その前に、直前に出くわしたキタキツネ。
で、遊歩道の入口にいたエゾシカ。どうかヒグマには会いませんように。
遊歩道のはじまり。思ったより薄暗くて怖い。熊よけのためにひたすら手拍子しまくり、たまにしょぼい雄叫びを上げながら進みました。
森を抜けたらいきなり天国みたいな草原。なんだこのギャップは。けど、ここでも手拍子しまくり。油断できません。
乙女の涙と言われるフレペの滝が見えるところが終点。絶景でした。実は、見てるときに、雷のような音とともに滝の横の岩が崩れ落ちたんだけど、これってよくあることなのかな?これはこれで超ビビった。まぁとにかく帰りも熊よけの用心を重ね、無事帰れました!
お読みいただき、ありがとうございました!