ちゃじるしの遊び日記

かわいい遊びのブログ

<第一回>21世紀アメリカ映画ベスト43(BBCのランキングから)

f:id:Chajirushi:20170423015931j:image

昨秋、イギリスの公共テレビ局BBCが177人の評論家からの回答をもとに『21世紀の名画ベスト100』を発表。

グローバルなBBCらしい、世界中の映画を対象にしたランキングになっているのですが、ちゃじるしはやっぱりアメリカ映画が好き。

そこで、ランクインしているアメリカ映画全43本を抜き出し、これらを『21世紀アメリカ映画ベスト43』ということにしてしまおうと思いました。

数か月をかけ、すべて観終えましたので、個人的な感想とともにシェアさせていただきます。なにか映画が観たいとき、参考にしていただければ幸いです。

21世紀アメリカ映画ベスト43
( 第43位 ~ 第31位 )

第43位 (95) ムーンライズ・キングダム
第42位 (92) ジェシー・ジェームズの暗殺
第41位 (88) スポットライト 世紀のスクープ
第40位 (86) エデンより彼方に
第39位 (84) her / 世界でひとつの彼女
第38位 (83) A.I.
第37位 (82) シリアスマン
第36位 (79) あの頃ペニー・レインと
第35位 (78) ウルフ・オブ・ウォールストリート
第34位 (75) インヒアレント・ヴァイス
第33位 (74) スプリング・ブレイカーズ
第32位 (75) ビフォア・サンセット
第31位 (72) オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

>>>>> 第30位 ~ 第21位 はコチラ
>>>>> 第20位 ~ 第11位 はコチラ
>>>>> 第10位 ~ 第1位 はコチラ

☆ 順位ヨコの( )内がBBCでの正式な順位です
ピクサーのアニメは対象外にしています


 

 第43位 (95) 

ムーンライズ・キングダム

f:id:Chajirushi:20170420152417j:image

監督:ウェス・アンダーソン / 出演:ブルース・ウィリスエドワード・ノートンビル・マーレイ / 2012年 / アメリカ / コメディドラマ

小さな島で起きた、12歳の少年と少女の駆け落ち。家庭環境に恵まれぬ者同士、いつしか惹かれあうようになったふたりは、綿密な(つもりの)計画を立て、これを決行したのだ。警官、親、ボーイスカウト団、おまけに巨大ハリケーンが立ちはだかるが、ふたりは必死の抵抗を続ける……好き同士なのになぜ結婚してはいけないのか? あまりに直線的で、面倒くさいほど純粋な主張が、島民の心に変化をもたらしていく。ウェス・アンダーソン監督が得意とする、濃いキャラいっぱいの群像劇。絵本のようなのほほんとした映像と、揺らがぬ主張とのコントラストがいい。新作(『犬ヶ島』2018年)は日本が舞台らしいので楽しみ。 

f:id:Chajirushi:20170627211147j:image

 

 第42位 (92) 

ジェシー・ジェームズの暗殺

f:id:Chajirushi:20170420152218j:image

監督:アンドリュー・ドミニク / 出演:ブラッド・ピットケイシー・アフレック / 2007年 / アメリカ / サスペンス(実話に基づく)

19世紀に実在し死後も人気を博した、アメリカでは有名な無法者、ジェシー・ジェイムズ。金持ちからは奪い、貧しい人には施したとか、世界初の銀行強盗犯だとか、ちょっと検索すればいろいろな武勇伝が見つかるのだが、この作品ではその勇姿は封印されている。それもそのはずで、原題は 『裏切り者ロバート・フォードによるジェシー・ジェイムズの暗殺』なのだ。ついては、ジェシーと彼のもとに転がり込んできたロバートとの関係にフォーカスした作品であり、フォークロアとしての彼を知らない私たちにとっては、幾分か肩透かしを食らう内容だ。

f:id:Chajirushi:20170627211227j:image

 

 第41位 (88) 

スポットライト 世紀のスクープ

f:id:Chajirushi:20170420151857j:image

監督:トーマス・マッカーシー / 出演:マーク・ラファロ / 2015年 / アメリカ / サスペンス(実話に基づく)

カトリック司教の6%は小児愛者で、性的虐待が常態化している――このショッキングな事実を、03年に報道した新聞社『ボストン・グローブ』の調査チーム『スポットライト』の奮闘を映画化。しかも、隠ぺいしていたのは、総本山のバチカンだというから驚きだ。こんな腐った組織が1000年も続き、今なお12億もの信者を抱えているのである。調査が進むにつれ、地元の教会をとりまく奇妙な噂を真に受けず、追求してこなかった過去を猛省し、記者魂むきだしで巨大権力に挑むスポットライトの面々。詰めの甘い記事では握りつぶされる。大胆かつ慎重に調査を進めていく姿がたまらない。人生で一度くらい、こんな仕事をしてみたいものだ。 

f:id:Chajirushi:20170627211249j:image

 

 第40位 (86) 

エデンより彼方に

f:id:Chajirushi:20170420151723j:plain

監督:トッド・ヘインズ / 出演:ジュリアン・ムーアデニス・クエイドデニス・ヘイスバート / 2002年 / アメリカ / ヒューマンドラマ

家庭的かつ社交的であり、地元で羨望の的となっている主婦。しかし、夫がゲイに目覚めたことで心を乱される。教養ある黒人庭師に癒されていく彼女だが、差別主義者によってまたも追い詰められていく。自分たちの地位の確保に必死な、白人による全体主義が席巻する中、そこからあぶれた主婦が経験するマイノリティの世界を描く。消費拡大により物質面で黄金期を迎えた50年代を再現したセット。そこに、あえてメロドラマのマナーを盛り込んだ、すばらしく雰囲気のある作品。シリアスでありつつ、コミカルな描写で緩急をつけ、当時の多様性のありかたをみごとに伝えている。

f:id:Chajirushi:20170627222413j:image

 

 第39位 (84) 

『her / 世界でひとつの彼女』

f:id:Chajirushi:20170420151522j:image

ビースティーズファットボーイ・スリムなどのミュージック・ビデオを手掛けたスパイク・ジョーンズ監督による、人間とAIのラブ・ロマンス。ここでAIが主張する恋愛のかたちは、その概念に一石を投じているとも言えるが、ちょっと人間離れし過ぎかな。さて、AIの恋愛モノといえば、近年、80年代のカルト映画『エレクトリック・ドリーム』がDVD化されたが、こちらもマイケル・ジャクソンやaーhaなどのミュージック・ビデオで名高いスティーブ・バロンの監督作だ。個人的には、AIに対する発想と表現のしかた、また音楽の使い方で比べても、『エレクトリック〜』のほうが好き。同業で同テーマ。オマージュなのかも。

f:id:Chajirushi:20170627211456j:image

 

 第38位 (83) 

A.I.

f:id:Chajirushi:20170420151257j:image

監督:スティーヴン・スピルバーグ / 出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、フランシス・オコナー、ジュード・ロウ / 2001年 / アメリカ / SF

ロボットが人間をサポートする近未来。大病の息子を持つ一家のもとへ送られた少年型ロボットには、母親を永遠に愛するプログラムが組まれていた。しかし、息子が回復したことがきっかけで、森に捨てられてしまう……故・キューブリック監督が温めていた原案を、スピルバーグ監督が引き継いで製作。けなげなロボットの物語のようでいて、ロボットに対する人間のありかたへの寓意を含んだ作品だ。あえて言えば、ロボットを捨てた身勝手さよりも、捨てられたロボットに感情移入してしまう人間の性(さが)のほうが恐ろしい。それはやがて主従関係の逆転に繋がり、人間のアイデンティティーに関わる厄介な問題に発展することだろう。イノベーションによって足元をすくわれてはならない。

f:id:Chajirushi:20170627211516j:image

 

 第37位 (82) 

シリアスマン

f:id:Chajirushi:20170420151058j:image

監督:コーエン兄弟 / 出演:マイケル・スタールバーグ / 2009年 / アメリカ / ブラックコメディ

物理学を教えているユダヤ人教授にふりかかる災難を通し、信仰とユダヤ人社会の風俗を描く。「1967年のミネソタ郊外に住み、父は大学教授、13歳の長男がいるユダヤ一家」という設定は、監督のコーエン兄弟の生い立ちそのものなので、ある程度は経験に基づいた作品と言えそう。ユダヤ教に詳しければ、もっと楽しめたと思うけど、謎多きユダヤ人の日常を垣間見れたことに満足できた。度重なる不運を払拭すべく、ラビ(指導者)に救いを求めるが、黙示録的なラストが待っている。しかし、これもまたタルムード(苦難を乗り越えるために更新され続けるユダヤ人の知恵の書)の糧となるのかもしれない。当時の人気サイケバンド、ジェファーソン・エアプレインの何曲かが流れ、その歌詞の世界が物語の下地になっている。


 

 第36位 (79) 

あの頃ペニー・レインと

f:id:Chajirushi:20170420150807j:image

監督:キャメロン・クロウ / 出演:ケイト・ハドソンフランシス・マクドーマンド / 2000年 / アメリカ / 青春ドラマ(実話に基づく)

学校新聞に書いたロックの記事がきっかけで、音楽誌「Rolling Stone」のライターに抜擢された15歳の少年。商業主義に抵抗する70年代のロック・シーンでの奮闘と、グルーピーの少女ペニー・レインへの淡い思いを描いた青春映画。母親やバンドマン、伝説的ライターなど、個性的だけどスジの通ったカッコいい大人たちに見守られ、成長していく姿がたまらない。やっぱり大人はいつだって、若者の味方でありたいものだ。甘酸っぱい恋の行方もきれいに着地していて最高。ちなみに、この物語はキャメロン・クロウ監督の実体験のシェアである。彼は16歳で同誌のライターに就任した。

f:id:Chajirushi:20170627220331j:image

 

 第35位 (78) 

ウルフ・オブ・ウォールストリート

f:id:Chajirushi:20170420133444j:image

監督:マーティン・スコセッシ / 出演:レオナルド・ディカプリオジョナ・ヒル / 2013年 / アメリカ / ヒューマンドラマ(実話に基づく)

実在する元・株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの自伝をもとに製作。カネのためなら手段を問わず、そのモチベーションを保つためにあらゆる快楽を貪り、さまざまな中毒症状を抱えたまま突っ走る。程度の差はあれ、人には誰しもそんな部分があるわけだが、ジョーダンはその権化であり、桁違いのクソ野郎だ。しかし皮肉なことに、行いはクソであっても、全身全霊で生きているがゆえの恐るべき強運の持ち主であり、魅力もある。スコセッシ監督らしい見事なアウトローの描き方で、やや行き過ぎた男たちの半生を綴っている。

f:id:Chajirushi:20170627220408j:image

 

 第34位 (75) 

インヒアレント・ヴァイス

f:id:Chajirushi:20170420133043j:image

ノーベル文学賞候補の常連であり、現代アメリカ文学の第一人者、トマス・ピンチョンを原作者とする唯一の映画。ヒッピーの探偵が元恋人から引き受けた依頼を出発点とし、1970年のロサンゼルスを鮮やかに描く。とにかくこの探偵が無類のドラッグ好きであり、全編を通じてトリッピーなテイストになっている。文学的でありつつ、コーエン兄弟の傑作『ビッグ・リボウスキ』に相通じる、レイドバックしたロサンゼルスがたまらない、ゆるいハードボイルド。思わぬところで日本語のセリフがあってたまげた。

f:id:Chajirushi:20170627220436j:image

 

 第33位 (74) 

スプリング・ブレイカーズ

f:id:Chajirushi:20170420132220j:image

監督:ハーモニー・コリン / 出演:セレーナ・ゴメス、ヴァネッサ・ハジェンズ / 2012年 / アメリカ / 青春ドラマ

地元での生活にうんざりしている女子大生4人組。連日バカ騒ぎが繰り広げられるスプリング・ブレイク(春休み)のフロリダに繰り出し、自分探しと称してハメを外すが、いつしか自分を見失ってしまう。ビキニの女子大生がひたすらバカをやる映画なので、まじめな大人は辟易してしまうかもしれないが、若者特有の閉塞感と、そこからの逃避を描いた『トレインスポッティング』以来の正しい青春映画だと思う。で、そっちのアンセムアンダーワールドなら、こっちはブリトニーだ。謎のガールズパワーが炸裂するラストも味がある。

f:id:Chajirushi:20170627220510j:image

 

 第32位 (75) 

ビフォア・サンセット

f:id:Chajirushi:20170420132004j:image

95年『ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離(ディスタンス)』の続編。時の流れをそのままに、出会いから9年が経過した男女を、前作と同一キャストで描く。登場人物がほぼふたりだけという大胆さが売りで、男女の会話と心の機微を楽しむ、カルト的な作品。ミニマルなアイディアは素敵だけど、会話の内容が好みかどうか、はっきり分かれそう。個人的には本作でギブアップしてしまったが、さらに9年後の3作目『ビフォア・ミッドナイト』までシリーズは続く。

f:id:Chajirushi:20170627220535j:image

 

 第31位 (72) 

『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』

f:id:Chajirushi:20170511231152j:image

監督:ジム・ジャームッシュ / 出演:トム・ヒドルストンティルダ・スウィントン / 2013年 / アメリカ / ファンタジー

何世紀にもわたって生きている、ある吸血鬼夫婦の現在を、ジャームッシュ監督らしく淡々と描いている。彼の作品で期待すべきは、ストーリーよりもサブカル的な雰囲気だと思うけど、今作はどうかな……例えば、夫はデトロイトのアングラ・ロック・シーンの中心人物という設定なのだが、90年代のシューゲイザーやネオ・サイケみたいな、今それ? という音楽をやっていたりと、全体的にジジくさい。不死身の身体に、ユース・カルチャーは似合わないかな。妻が旅行の際に携行する本の中に、三島由紀夫金閣寺』がチョイスされている。こっちの路線のほうがまだ許せた。

f:id:Chajirushi:20170627220800j:image

>>>>> 第30位 ~ 第21位 はコチラ
>>>>> 第20位 ~ 第11位 はコチラ
>>>>> 第10位 ~ 第1位 はコチラ

『デザインの解剖展』に行ってきた

f:id:Chajirushi:20161120000524j:image

東京ミッドタウンのガーデン内にある「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の『デザインの解剖展』に行ってきました。


f:id:Chajirushi:20161120000556j:image

雨上がりの午後。けど、さすがに土曜。列ができている。正面に見えるのが会場です。これで20分待ちくらい。


f:id:Chajirushi:20161120000638j:image

今年100周年を迎えた「明治グループ」の主力商品を中心に、商品を取り巻く世界、社会・暮らしとデザインの関係が展示されています。


f:id:Chajirushi:20161120001012j:image

巨大なオブジェから……


f:id:Chajirushi:20161120001118j:image

ちいさなオブジェまで。


f:id:Chajirushi:20161120000813j:image

資料も膨大です。商品にまつわる歴史と市場の説明からはじまって……


f:id:Chajirushi:20161120000839j:image

ネーミング〜ロゴタイプ〜外装〜キャッチコピー〜各種表示〜材質〜印刷〜組立と、各工程の詳細が公開されています。


f:id:Chajirushi:20161120000927j:image

『おいしい牛乳』のロゴタイプを使って遊ぶコーナー。文字が与える印象を体験できます。ちゃじるしも挑戦したけど「し」だけ見つからない。これじゃマズそうだ。


f:id:Chajirushi:20161120000949j:image

ようやく完成。ちゃじるし牛乳。このコーナーは特に人気でした。


f:id:Chajirushi:20161120001202j:image

立体で見る、ブルガリアヨーグルト。


f:id:Chajirushi:20161120001226j:image

美しい面つけ。


f:id:Chajirushi:20161120000720j:plain

きのこの山


f:id:Chajirushi:20161120001421j:plain

一箱あたりは417kcalで、ぶなしめじだと29パック分に相当するそうです。



f:id:Chajirushi:20161120001256j:image

チョコレート。


f:id:Chajirushi:20161120001515j:image

「明治」以外も少しあります。こちらは、リカちゃんの頭蓋シミュレーションビジュアル。


f:id:Chajirushi:20161120092043j:plain

デザインの解剖展
身近なものから世界を見る方法

【会場】
21_21 DESIGN SIGHT
【期間】
2016年10月14日(金)- 2017年1月22日(日)10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
【休館】
毎火曜日、年末年始(12月27日-1月3日)


f:id:Chajirushi:20161120001612j:image

さて、会場を出るとすっかり夜。入場前は紅葉が綺麗だった木々がキラキラ。


f:id:Chajirushi:20161120103004g:plain

この時期のミッドタウンといえば、スターライトガーデン。今年はこんな感じでした。12月25日まで。


f:id:Chajirushi:20161120001652j:image

お腹が空きました。今回も最高のお店をご紹介しましょう。ミッドタウンの向かいにある『天鳳』さんです。


f:id:Chajirushi:20161120001707j:image

食べたのは定番・135(イチサンゴ)。六本木で遊んだら天鳳で〆る ーー バブル全盛の頃から遊び人の間で受け継がれる合言葉。ちゃじるしの場合、ちょっと遊びの内容が違うけど。


f:id:Chajirushi:20161120001727j:image

ウグイス・ザ・リトルショップ。六本木の片隅にある古びた洋館。金・土・日しか営業しない雑貨屋さんです。

 

f:id:Chajirushi:20161120001742j:image

お気に入りの夜長堂「ふんわりてぬぐい」を購入。


f:id:Chajirushi:20161120011903j:image

お散歩タイム。乃木神社はとっくに閉門してた。


f:id:Chajirushi:20161120011920j:image

乃木坂から赤坂サカス。地味な写真になっちゃった。イルミネーションを撮るのは難しいですね。


お読みいただき、ありがとうございました!

「すみだ北斎美術館」周辺で絶対にオススメのグルメ

北斎が今アツい!2019年から日本のパスポートは「冨嶽三十六景」のデザインに変わります。そして2016年11月22日には、墨田区・亀沢に「すみだ北斎美術館」が開館!

f:id:Chajirushi:20161015192931p:plain

数々の奇行も伝わる葛飾北斎。墨田に生まれた北斎は、生涯90回以上(MAX一日3回)の引越しをしておきながら、そのほとんどを墨田で暮らしたそうです。

f:id:Chajirushi:20161015184558j:image

こちらが開館を控えた「すみだ北斎美術館」であります。外観はもう完成してたけど、まだまだ工事中(10月16日撮影)。

f:id:Chajirushi:20161016104617j:plain

すみだ北斎美術館
墨田区亀沢2−7(Google マップ
都営大江戸線両国駅」から徒歩5分*/JR「両国駅」から徒歩12分*/JR「錦糸町駅」・東京メトロ半蔵門線錦糸町駅」から徒歩15分*/(*)ちゃじるしの歩速

北斎作品の世界的な収集家さんと、浮世絵研究の第一人者さんのコレクションが中心とのことです。楽しみ!

f:id:Chajirushi:20161015184842j:image

さて、開館に合わせるかのように、JR両国駅がリニューアルします。11月25日に「-両国- 江戸 NOREN」なる複合飲食施設がオープン予定。JR発表の完成予定図、↑が駅舎で↓がその施設。

f:id:Chajirushi:20161016014533j:plain

……とは言え、このエリアはちゃじるしの地元。美味しいものなら、ひとまず私にお任せください!じつは、美術館のある亀沢「北斎通り」は、グルメ的にも注目されているエリア。絶対に外せない3店をご紹介し、ついでに、名店が多い両国・錦糸町から、今の気分で数店ご紹介いたします。美術館にお越しの際はぜひ!

 

亀沢「カユ・デ・ロウ」の中華粥

f:id:Chajirushi:20161015185013j:image

中華粥専門店。東京鋼材という会社の1Fなんだけど、なんと、同社の会長が香港駐在時に魅せられた中華粥を再現すべく作ったお店。さて、肝心のお味だけど、とにかく美味しい!こちらはお粥にほうれん草ペーストを乗せ、豚の出汁で仕上げたという「ポパイ」。

f:id:Chajirushi:20161015185033j:image

こちらは「レッド」。豚ひき肉と唐辛子がアクセント。基本のお粥からオリジナルまで種類が豊富で、それぞれにこだわりのレシピがあるようです。

f:id:Chajirushi:20161015185054j:image

数量限定で「焼きそば」もあります。打って変わって歯ごたえのある硬めでよく炒まった麺。最高です!

 

亀沢「シェイク・ツリー」のハンバーガー

f:id:Chajirushi:20161015185128j:plain

東京No.1の呼び声も高いハンバーガー。ツヤツヤのバンズの中身は……

f:id:Chajirushi:20161015185141j:plain

絶妙なミンチと火の入り具合!こちらは「チーズバーガー」です。お肉も最高だしバンズも美味しい!肉を肉で挟んだ「ワイルドアウト」というメニューも人気です。

f:id:Chajirushi:20161016122658j:plain

ドリンクもいろいろ。店内もアメリカンでいい感じ!

 

亀沢「北斎茶房」の甘味

f:id:Chajirushi:20161015185254j:plain

北斎の名を冠した甘味のお店です。小豆の殿様・丹波大納言、手作りで仕上げた徳之島産の黒糖、吉野本葛など素材へのこだわりがすごい。

f:id:Chajirushi:20161015185313j:plain

こちらは季節の北斎秋あんみつ「秋宝月」です。栗・柿・梨で秋の味。

f:id:Chajirushi:20161015185330j:plain

注文してからこしらえてくれる白玉も美味しい「白玉大納言ぜんざい」。ほかパフェやお汁粉など色々あるので、大いにお悩みください!

北斎茶房」
墨田区亀沢4−8−5(Google マップ
03-5610-5331
すみだ北斎美術館から徒歩10分

 

緑「よかろうもん」のとんこつラーメン

f:id:Chajirushi:20161015190606j:plain

九州産の豚骨を部位ごとに強火で3日間煮込み、ブレンドした濃厚なスープ。麺は冷蔵庫で2日寝かせてコシを強く……と随所にこだわった美味しいラーメン。たまに無性に食べたくなるので選出。

「よかろうもん」
墨田区緑3−17−8(Google マップ
03-3634-4480
すみだ北斎美術館から徒歩15分

 

両国「ももんじや」の猪小鍋

f:id:Chajirushi:20161015190958j:plain

創業1718年。北斎も食べた可能性が高い江戸の味。養殖ではない野生の猪・鹿・熊をいただけます。どれも驚くほどクセがなくて美味しい!ジビエも流行ってるし、ぜひ挑戦してみてください!過去のブログでも詳しく書いています。

「ももんじや」
墨田区両国1−10−2(Google マップ
JR「両国駅」から徒歩5分

 

両国「相撲茶屋 寺尾」のちゃんこ鍋

f:id:Chajirushi:20161015191029j:plain

両国に来たなら、お相撲さんのちゃんこ鍋も楽しみたい。このエリアに数あるちゃんこ屋さんだけど、ちゃじるしは「寺尾」推し。雰囲気があり、良心的で、お味も抜群です。

「相撲茶屋 寺尾」
墨田区両国2-16-5あづまビル1F(Google マップ
JR「両国駅」から徒歩3分

 

錦糸町「アジア・カレー・ハウス」のビリヤニ

f:id:Chajirushi:20161015190847j:plain

好奇心旺盛にいくのが北斎スピリッツ。変わった営業時間、微妙な立地、メニューは日替わりのみ、とややハードルが高いけど、都内屈指の本物のカレーが食べられます。気になる方は過去のブログをどうぞ。週末はビリヤニが出ると思います。

「アジア・カレー・ハウス」
墨田区江東橋3−9−24(Google マップ)※マルイ裏
JR・東京メトロ錦糸町駅」から徒歩5分

 

錦糸町「洋食斉藤」のエビフライ

f:id:Chajirushi:20161015190722j:plain

錦糸町の老舗洋食屋さん。TVドラマ『相棒season13』元日スペシャルで「ランチは錦糸町の洋食斉藤」というセリフとともに店内、料理までもが映し出された。嬉しかったなぁ。お休みも多いので、訪問前はお電話がいいと思います。ビーフシチューもオススメ!

「洋食斉藤」
墨田区錦糸2-5-7(Google マップ
03-3625-9684
JR・東京メトロ錦糸町駅」から徒歩5分

 

以上です!
お読みいただきありがとうございました!